肉用牛の種類(交雑種(F1))

交雑種(F1)


黒毛和種等に代表される様な牛の種類(品種名)ではありません。交雑種は生産コストの引き下げ、 肉質の向上を目的に交配させた品種である。ここでは代表的な交雑種(黒毛和種の雄牛×ホルスタイン種の雌牛)について紹介する。毛色は一般的に黒色であるが、体の一部に白斑が出ることが多いとされ、雑種強勢により黒毛和種などの純粋種に比べて病気に強い等、抵抗性を持つことが知られる。交雑種は肉専用種より早く大きくなるため、粗飼料の利用性に優れている。

この他に、肉専用種の純粋種どおしを交配させる和牛間交雑種と、肉専用種と乳用種(ホルスタイン種以外)を交配させた交雑種がある。品種間の交配により生産された牛の総称として交雑種という表示をしている。写真館に一例を紹介する。


去勢肥育牛 肥育開始時:7.8月齢  260㎏
肥育終了時:27.0月齢  725㎏
1日平均増体重  0.80㎏

(家畜改良増殖目標(17年3月)から)