褐毛和種
熊本県を中心に飼われている熊本系と高知県を中心に飼われている高知系があり、これらは生い立ちが多少違う。
熊本系は古くから阿蘇周辺で飼育されていた牛で、朝鮮牛が土着化した阿蘇牛、矢部牛、球磨牛等にシンメンタール種を交配した雑種を改良したものであるが、高知系は明治時代に輸入された朝鮮牛とシンメンタール種の雑種を改良したものである。
熊本系は毛色がやや淡い褐色であり、阿蘇周辺に放牧されて景観保持にも役立っている。高知系は鼻と口、目のまわりの部分、四肢の先端、及び尾の色が濃い黒褐色である。いずれも肉質は黒毛和種に次いで良い。
褐毛和種熊本系
種雄牛
褐毛和種熊本系
繁殖雌牛
体重(㎏) | 体高(㎝) | 胸囲(㎝) | かん幅(㎝) | |
---|---|---|---|---|
繁殖雌牛 | 557 | 133 | 192 | 49 |
去勢肥育牛 | 肥育開始時:9.4月齢 305㎏ 肥育終了時:25.0月齢 755㎏ 1日平均増体重 0.95㎏ |
(家畜改良増殖目標(17年3月)から)
写真提供:一般社団法人全国和牛登録協会
【肉用牛の種類】
【日本の肉用牛の祖先】
【外国肉専用種】
【乳用牛の種類】
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