「肉用牛改良情報活用協議会事業」と事務局

肉用牛の改良基盤の強化を図るため、(公社)全国和牛登録協会、(一社)日本あか牛登録協会、(一社)日本短角種登録協会、(公社)日本食肉格付協会、(一社)家畜改良事業団、(公社)畜産技術協会及び(一社)全国肉用牛振興基金協会を構成員とする「肉用牛改良情報活用協議会」は、相互に共同連携し、以下の事業を行います。


畜産生産力・生産体制強化対策事業のうち家畜能力等向上強化推進事業(多様な改良情報の収集・分析等対策)


  • 産肉情報基盤の強化活用
     肉用牛の改良基盤の強化に必要な多様な改良情報の収集・分析を行うため、独立行政法人家畜改良センター(以下「改良センター」)の技術指導の下、黒毛和種、褐毛和種及び日本短角種を対象として、枝肉格付情報と血統情報とを照合して枝肉成績として、集計・分析するとともに、肉用牛枝肉情報全国データベースとして整理して、肉用牛改良等の情報としてデータ提供者等へ情報提供を行い、遺伝的能力評価に必要な情報を改良センターに提供します。
     
  • 新たな改良形質の検討・評価
     枝肉格付情報以外の形質に着目した新たな評価手法の検討を行うため、食味性等検討委員会並びに繁殖性等検討委員会を開催するとともに新たな改良形質を測定するために必要な機器の導入及びSNP情報を含む生産性情報の収集・蓄積、分析を行い、生産性に関する遺伝的能力評価の指標化に必要な情報を改良センターに提供します。
     本協会は、上記の1.及び2.の事業の一部を分担するとともに、協議会の事務局を担当します。
     

畜産・酪農生産力強化対策事業のうち繁殖性等向上対策事業


  • 新技術を活用した肉用牛の繁殖性の向上
    牛群管理情報を利活用するための体制整備

     牛群管理情報の利活用を推進するための検討会や情報交換会、新技術を活用した牛群管理の実態調査を行います。
     
  • 飼養管理技術の高度化
    効率的な生産体系の確立に向けた技術支援

     肉用牛における子牛の損耗防止等を図るため、地域において新技術を活用した取組等(健康状態を把握するための血液検査、監視装置等による分娩事故の防止等)に必要な経費の助成等を行います。
     本協会は、上記の1.及び2.の事業を分担するとともに、協議会の事務局を担当します。