新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり一言ご挨拶申しあげます。


昨年は、配合飼料等の資材価格の高止まりが続く中、一時大幅に下落していた子牛価格も繁殖雌牛頭数、子牛の出荷頭数の減少もあって回復し、諸物価高騰下で力強さに欠けていた牛肉消費も枝肉価格は前年をやや上回る水準で推移し、年末にはさらに強含みとなってこれからを期待したい一年となりました。

全国の枝肉価格の下支えともなっている牛肉輸出については、米国の関税施策の影響などが心配されたところですが、関係者の皆様のご努力もあり着実に拡大しているところです。また、生産基盤の強化についても、緊急、臨時の経営対策に続き大型の消費拡大対策とともに将来の増産に備えた繁殖雌牛の更新加速化事業が継続実施されたところです。

このような中、昨年4月には、一昨年の食料・農業・農村基本法の改正を受けた基本計画や酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針(酪肉近)などの計画、目標も公表され、肉用牛関係では、需要に応じた生産や多様な消費者ニーズへの対応、雌牛の更新、早期出荷の推進、自給飼料の利用拡大、環境との調和等がいわれ関連の事業も展開されております。

昨年暮れには、政府の総合経済対策として食料の安全保障の確立に向けた農林水産業の構造転換や輸出拡大が打ち出され、肉用牛関連でも、7年度補正予算として大型の和牛肉の需要拡大対策や、生産基盤の維持・強化、輸出拡大等の対策が措置されたところです。

肉用牛経営は依然厳しい経営環境下にはありますが、国産牛肉は豊かな食生活の象徴でもあり、我が国の肉用牛生産は、良質な牛肉の安定供給に加え、国土の有効利用や農山村、離島地域の活性化に大きな役割を果たしてきております。

当協会も我が国の肉用牛経営の安定及び持続可能な肉用生産の振興に資する事業を積極的に展開し、その役割を果たしていきたいと考えております。


新たな年が穏やかな一年になることを願い、皆様方の一層のご支援、ご鞭撻をお願いして新年のご挨拶とさせていただきます。


一般社団法人 全国肉用牛振興基金協会
代表理事会長 森山 裕