具体的な取組み「有機畜産」

有機畜産は、自然循環機能の維持や環境負荷を軽減するため、薬剤に頼らず、有機栽培された飼料を与え、家畜の行動要求に十分留意した飼育方法を行う畜産を指しており、有機畜産物JASでは認証のための細かな基準を設けています。
有機畜産物JASの認証事業者はまだ少なく、消費者の理解醸成、加工、流通サイドとのマッチングや有機飼料の生産や飼養管理を支える技術の開発が求められています。

みどりの食料システム戦略でも、有機農業の拡大の目標を掲げており、今後は、有機飼料生産に適した飼料作物の品種、栽培方法の開発やAIやロボティクスを活用した病害虫の発生予察や雑草防除、超音波や振動を利用した虫害防除技術の開発などが期待されています。


有機畜産物の日本農林規格


当ホームページの「関連情報」ページに、(公社)畜産技術協会で発行する「畜産技術」での有機畜産の特集を紹介しているほか、「生産地の取組み」で、肉用牛生産での有機畜産の取組みを紹介しています。