「アニマルウエルフェアに関する飼養管理指針」に関する生産現場における取組状況について、令和5年度に実施した試行調査の結果が農林水産省のホームページに掲載されました。
肉用牛は以前から大切に飼養されており、アニマルウエルフェアの指針に掲げられた多くの項目について適切に実施されていますが、試行調査の結果を見ると、飼養管理に関する記録、除角、去勢や蹄の管理、繋ぎ飼いでの運動の工夫に課題がある生産者が少なくなく、アニマルウエルフェアの指針の普及や定期的な飼養管理の確認、緊急時の体制作りなどと合わせ改善を図っていく必要があります。
当協会では、国の支援もうけて、昨年から指針に沿った除角や去勢の具体的な方法の検討を進めており(関連情報:当協会でアニマルウエルフェアの指針に沿った肉用牛の除角、去勢の検討を進めています|関連情報|持続可能な肉用牛生産|一般社団法人 全国肉用牛振興基金協会 (nbafa.or.jp))、今年度は繋ぎ飼いでの運動の工夫についても検討することとしています。
また、JRAの支援も頂いて、環境負荷軽減やアニマルウエルフェアなど持続可能な肉用牛生産を推進するための専用ページはじめに|持続可能な肉用牛生産|一般社団法人 全国肉用牛振興基金協会 (nbafa.or.jp)も開設するなど情報発信に努めています。今後とも関連の情報を提供し生産現場での取り組みを支援して参ります。