一般社団法人 全国肉用牛振興基金協会
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新年のご挨拶

  新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり一言ご挨拶申しあげます。

  さて、最近の我が国の肉用牛を取り巻く情勢は、担い手の高齢化・後継者不足、国際化の進展による生産意欲の低下など、生産基盤の弱体化が懸念されているところであります。更には、肉用子牛の取引頭数の減少等から素牛価格が高騰し、肥育経営においても厳しい状況が続いております。

  こうした中で、昨年11月29日、政府の「農林水産業・地域の活力創造本部」において、「農業競争力強化プログラム」が決定され、「農林水産業・地域の活力創造プラン(改訂版)」の中に位置づけられたところであります。

  農業基本政策検討PT、農林水産業骨太方針策定PT、農林部会、畜産・酪農対策小委員会等で精力的な議論・検討のもとに取りまとめられた「農業競争力強化プログラム」は、農業者の所得向上を図るため、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するため、生産資材価格の引下げや農産物の流通・加工構造の改革等13項目の取組みと更なる農業の競争力強化を実現する内容であります。

  このプログラムの改革項目には、肉用牛・牛乳乳製品の安定供給を確保するため、繁殖雌牛の増頭、乳用後継牛の確保、生産性の向上、自給飼料の増産等を推進するとした「肉用牛・酪農の生産基盤の強化策」が謳われております。

  これらの改革・施策の実施により、生産者の不安が払拭され、畜産・酪農等の経営安定が図られることが何よりも重要であります。

  直近の畜産統計によりますと、肉用牛の繁殖基盤そのものである繁殖雌牛の飼養頭数が、関係者の一丸となった取組みにより6年ぶりに増加に転じるといった明るい話題もあります。

  新たな年を迎えるにあたり、この流れがさらに力強く続くよう、昨年12月にご逝去された小里会長の意向を踏まえつつ、畜産クラスターの仕組みを活用して平場・中山間地域など、地域の畜産関係者が有機的に連携・結集し、地域ぐるみで収益性を向上させる取組みへの参画などを通じ、繁殖性向上対策など我が国肉用牛生産基盤の強化のため、全力を尽くして参りたいと決意を新たにしております。

  皆様のご支援をお願い致します。


一般社団法人 全国肉用牛振興基金協会  
代表理事専務  井田 光之  

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